プロフィール紹介｜朗読、ナレーションの依頼やレッスンならCATARITE（カタリテ）

はじめまして。CATARITE（カタリテ）のホームページにお越し頂きありがとうございます。

ラジオからステージまで言葉を扱う仕事を通して平成を走り抜けてきた私ですが、
この度、朗読に特化したサイトとして、新しいブランドCATARITEを立ち上げることになりました。

朗読の世界は、まだ踏み込んで10年ですが、
知れば知るほど奥深い、樹海のような魅力があります。

黙読でも、音読でもなく、朗読は、目の前の人に伝えて、初めて朗読になる。

しかも、読み手によって、どう読んでもいいというのが朗読の魅力のようです。

とはいえ、それに気づくのにずいぶん時間がかかりました。

朗読を始めた頃、私は東京に通って学んでいました。

私の中に「正しい朗読」というような概念があったのだと思います。

けれど、実際にステージに立つと、お客様からは
「あなたのイキイキとした関西弁の朗読がききたい！」という反応が圧倒的。

嬉しいような、残念なような、複雑な気持ちでした。

でも、その時から、お手本のようなものを極めていくのではなく、
作品を素材として、自分のやり方で表現するという今のスタイルが生まれた気がします。

私は、自分の強みや自分らしさということを、お客様から教えられました。

そして、現場の声にどんどん応えていくうちに、それは、朗読の枠を超え、
今では「それって、朗読なの？」と言われそうなものまでありますが、
「違ったら違ったでいい」くらいの強気で、私はこの仕事をしています。

ですから、朗読家と名乗るようにもなりましたが、本当は違うかもしれません。

ただ、これは、お客様との「語り合い」から生まれた「語り」だということ。

ですから、これからも、自分の好きな作品を読むだけではなく、
お客様が聞きたいと思っておられること、
また、お客様が伝えてほしいと思っておられることを「声」にして、
「人と語りながら語る」姿勢を忘れずに精進して参ります。

こんな私を自由奔放に育てて下さった恩師や諸先輩方、
変わらず応援下さるお客様のお声に心から感謝をこめて
「語り、語り合う」世の中の一助となれればこれほど嬉しいことはありません。

今後とも末永くどうぞよろしくお願い申し上げます。